専門性の壁

いよいよEgOH。クルマと部品類を持ち込むと早速問い合わせが。

「ピストンクリアランスの指定の確認をお願いします。」

とのこと。

今回、OHに合わせてオーバーサイズピストンをイタリアで作成してもらいました。
モンテカルロの2.0ℓフィアットツインカムのピストンサイズは84mm。現在のピストンは一度も交換されていないノンオーバーホール前提で(ある意味リスクはありますが、、、)84.6mmで作成してもらいました。

ということで、先ずは素直に問い合わせをしてみたところ、

「The clearance is already accounted in the piston manufacturing, the bore of the sleeve must match the value on the piston (in your case 84,6 millimeters).」

つまり、クリアランスはすでにピストン製造で考慮されているので、スリーブの穴はピストンの値と一致しなければならない(今回の場合84.6mm)とのこと。

この回答で大丈夫か確認すると、

「6-8/100mm、若しくは0.06-0.08mmといった回答が欲しいです。ピストンには84.56mmと刻印がありますが、これをあてにしてシリンダーを4箇所全て84.6で研磨してしまうのはリスクがあります。ピストンは成分や密度によって膨張率が変わるので、メーカーのクリアランス指定値もピストンの種類ごとに違いますので、もう一度確認してみてください。」

とのこと。

(難しいなぁ、、、通じるかな。。。)

最悪、確認できなければ実測はできるもののエクストラのコストが発生するので、改めて膨張率を踏まえたクリアランス値をこんな感じで知りたいと伝えてみたものの、

「Piston is built for liner diameter 84,6 , so your definitive diameter must be 84,6 ( plus 0,01 ).」

ピストンはライナーは直径84,6で作られているので、直径は84,6(プラス0,01)でなければならないと。。。
根本解決には全くならずですね。。。

自分の知識が浅いも大いにあるのですが、何よりこの手の専門性が高い話を伝える英語力に限界が。。。
日本語では理解できてもこちらの英語の問いかけが言語的にイケてなくて伝わらないのも十分ありえることに加え、しかも相手はイタリア人で英語は母国語ではないので、お互いに稚拙という。。。

今回は自分の英語がイケてなくて伝わらないか、面倒くさくて相手も一般論だけ言っているのかわかりませんが、これまでの誠実な対応を考えると、やっぱり残念ながら伝わってないんだろうなと。。。
ただでさえ大した英語力がないのに、こういった専門性の高い話になると、単語も表現も正直何が正解か分からないというのが正直なところです、ハイ。。。

何時までやっても埒が明かない可能性も高いので、とにかく今回は膨張率の確認を行ってもらうことにしました。(涙)
まだまだこういったことが幾つも起こるのか、、、ちょっと心配です。。。

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この記事へのコメント

ローテクロイツ
2019年05月20日 16:55
初コメントで失礼します。
シリンダとピストンのクリアランスでお困りの様子。
テクニカルデータブックによりますと、0.050~0.070㎜となっています。ピストンに刻印が打ってあっても1個ずつ実測されるのが良いと思います。
ローテクロイツ
2019年05月20日 16:58
追伸
オーバーサイズでも同様です。
なっくん
2019年05月21日 22:16
ローテクロイツ様
コメントありがとうございます。テクニカルデータブックのデータは当時の純正ピストンのクリアランスということですね。今回は作成してもらっているので、やはり実測するのが正しい対応と思いますので、実測してもらうことにしました。

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