道半ば

イタリアで企画されたゼニアファブリックの再生産。(リプロダクション)紆余曲折ありましたが2ヵ月程前にSr1用のサンプルが完成し、いよいよSr2用のサンプルも作成されました。

サンプルは国内の企画賛同者の取り纏めを行っているHさんの下に送られ、既にHさんのグレーファブリックとの比較、近隣のMonteさんのブルーファブリックとの比較を行い、残るはベージュファブリックとの比較ということで自分の下に送られてきました。

ということで梅雨空の下ではありましたが、早速 黒モンテの内装と比較してみると、

Sample comp 1.jpg

Sample comp 2.jpg

こんな感じ。

ベージュファブリックのサンプルは4色ありましたが、一番色味の薄いものでもこの通りかなり濃い感じ。パターン(柄)も瓜二つとはいかないですがまあまあという感じです。

そしてもう一つの比較。

Sample comp 3.jpg

Sample comp 4.jpg

こちらは傷みが進んできた内装を補修する目的で入手したゼニアのベージュファブリック。(このファブリック、厳密にはモンテカルロのものではなく他のベータ系のものですが、パターンも色目も同じものです。)撮影が屋内なので実車シートとの比較より暗い感じに写っていますが、実物自体も黒モンテの内装より色は濃い目です。自分の黒モンテの内装は、以前のイタリア人オーナーが一度洗浄しているため、退色も進んでいると思われるので、こちらの方がよりオリジナルに近いのではないかと思いますが、それでもサンプルとの比較でみるとサンプルの濃さがわかります。

因みに、

S2_Beage3.jpg

S2_Beage1.jpg

S2_Beage2.jpg

S2_Beage4.jpg

これは別のイタリア人オーナーの車輛のベージュ内装。この個体はかなり状態がいいと評判のようで、個人的にはこれがモンテカルロの新車時のベージュ内装に一番近いのではと思っています。ということでこれが色合いの目指すところとなるかと。

そしてもう一つ重要なのは風合い(肌触り)。ゼニアファブリックの最大の特徴でもあり素晴らしいところはベルベッティな触り心地。自動車シートのそれではなくウール地の高級ソファって感じです。ただそれゆえ耐久性は低く、今回リプロで使っているのは耐久性の高いポリエステル糸なので正直どうかと思いましたが、やはり懸念の通り肌触りは固くゼニア感は感じられませんでした。

やっぱり無理かと思っていたのですが、送られてきたサンプルの中にはこの生地そのままではなくウォッシュアウト加工を施したものもあり、こちらはグッと柔らかさが出ていてリプロと思えば許容範囲。

現時点でのサンプルの出来はと言えば道半ばという印象で、この状態では許容範囲外と言ったところです。ベージュに関して言えば、色合いを半分とかに落として、ウォッシュアウト加工することで許容範囲内に入ってくるかも。。。

でもビジネスでやっているわけではなく有志での再現・再生産と考えれば、イタリア側の苦労も想像できるところは大いにあるのであきらめず頑張ってと応援するしかありません。イタリア側でもまだ諦めてはいないようなので今後に期待したいです。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント